カワイ電子ピアノ CA701レビュー|CA501・CA401との違い

Kawai CA701のピアノ修理に関する情報(神戸)

近年の電子ピアノは音質や機能が進化しています。今回はカワイCA701を使い、CA501・CA401との違いと日常練習での使いやすさを紹介します。

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CA701レビュー|CA501・CA401

モデル価格
CA701335,500円
CA501253,000円
CA401209,000円
カワイ電子ピアノの価格(2026年1月現在)

CA701は「タッチパネル」を搭載しており、スマホ世代にとっては操作しやすいかもしれません。一方、CA501(CA401)は従来型のボタンディスプレイで操作はシンプルです。ピアノ練習の実用性を考えると、タッチパネルは少し戸惑うこともありますが、音量はスライダー式で直感的に調整できます。

CA701電子ピアノのタッチパネル操作画面、各種設定ボタンや機能表示が見える
タッチパネル操作画面|CA701
カワイCA701の鍵盤修理作業中。白鍵には全てKAWAIの文字が刻まれており、新しい素材による不具合を解消し、鍵盤の動作を正常に戻しました。
音量スライダー|CA701

CA701とCA501(CA401)には、USBポートやヘッドホン端子、さらにMIDIやライン入力端子が搭載されており、電子機器との接続が非常に便利です。アコースティックピアノは魅力的ですが、現代ではパソコンやスマホでの録音を併用することも考慮したいところです。

CA701電子ピアノのUSBポートとヘッドホン端子、外部機器接続用の端子部分を示す
USBポートとヘッドホン端子の接続部分|CA701
CA701電子ピアノのMIDI端子とライン入力端子、外部機器や音源と接続できる入力部分を示す
MIDIおよびライン入力端子|CA701

自宅での練習は電子ピアノで十分で、スタジオではアコースティックピアノを弾けば問題ありません。実際、ピアニストの反田恭平さんも電子ピアノでハノンなどの基礎練習を行っていたそうです。クラシック専攻の方には物足りない場合もありますが、近年の電子ピアノは鍵盤の質も大きく向上しており、日常練習には十分対応できます。

鍵盤の不具合|カチカチ音?

最初に違和感を覚えたのは、鍵盤に触れるとカチッと機械音のような音がすることです。ただ、その音は消えることもありました。これまでカワイの鍵盤で不具合の経験があるため、鍵盤先端のクッションがずれたり、何かが干渉しているのだと思っていました。サポートに連絡すると、神戸の担当者が修理に来てくれ、以前の仕様では不具合が多かったため、CA78シリーズ以降は別の素材が使われ、鍵盤が重くなる・貼り付くといった問題は起こらないとの説明を受けました。

CA701電子ピアノの全体図。鍵盤、スピーカー、操作パネル、ペダルまで全体のデザインと構造が確認できる
CA701電子ピアノの全体像
カワイCA701の鍵盤修理作業中。白鍵には全てKAWAIの文字が刻まれており、新しい素材による不具合を解消し、鍵盤の動作を正常に戻しました。
カワイCA701の鍵盤修理作業の様子

調べたところ、機械音の原因は新素材(ゴムマット一体型)の先端が少し剥がれ、プラスチック部分に干渉していたことでした。全鍵盤の該当箇所に接着剤を塗布し、余分なグリスも清掃してもらったことで解消。作業時間は約2時間30分でした。鍵盤にはKAWAIの刻印があり、鍵盤の不快音や重さの心配もなくなり、新素材による不具合も完全に解消、動作は正常に戻りました。

カワイ|電子ピアノの特徴

鍵盤の特徴

カワイの電子ピアノは、黒鍵まで木製で、鍵盤の長さも奥までしっかり取られており、複雑なコードでも弾きやすい設計です。CA501には「グランドフィールスタンダードアクション」、CA701には「グランドフィールアクションⅢ」が搭載されています。CA701は鍵盤が少し長く作られており、演奏コントロールの自由度はわずかに高いですが、日常練習や自宅での演奏にはCA501で十分です。

音源・スピーカーの特徴

CA501の音源は「ステレオサンプリング」、CA701は「HI-XL音源」となっています。CA701はダイナミックレンジが広く、コンサートホールのような響きを体感できますが、家庭での練習やヘッドホンでの使用では、CA501(CA401)の音源でも十分に美しい音色が楽しめます。スピーカー性能は上位モデルの方が高いですが、大きな音を出せない環境で電子ピアノを使う場合、CA501のスピーカーでも十分満足できる音です。

音色は柔らかく耳に優しく、長時間のヘッドホン使用でも疲れにくいのが特徴です。ヤマハが高音の美しさを際立たせるのに対し、カワイは暖かみと自然な響きを重視しており、クラシックやジャズの演奏にも対応できます。CA501(CA401)の鍵盤と音色でも、十分に演奏を楽しみながら上達できます。

木製鍵盤の構造と湿度管理

カワイの電子ピアノは、黒鍵まで全て木製鍵盤を採用しており、アコースティックピアノに近いタッチ感を実現しています。担当者の方によると、カワイの木製鍵盤は繊細で湿度の影響を受けやすいため、日常的な湿度管理が欠かせないそうです。そのため、「タニタ湿度計 TT-585」 と「シャープ除湿機 CV-R71W」 を設置し、安定した環境を保つようにしています。

シャープの衣類乾燥・除湿機 CV-R71-W、電子ピアノの鍵盤保護のため室内湿度を管理する機器
除湿機:室内湿度管理用
タニタのデジタル温湿度計 TT-585 WH、室内の温度と湿度を計測し電子ピアノの環境管理に使用
温湿度計:温湿度計測用

CA701|演奏動画

実際の演奏動画を、下記の記事に掲載しています。楽曲演奏ではなくスケール練習のため、鍵盤のタッチや戻りの感触など、演奏時の雰囲気が伝わりやすい内容です。DTM音源を使用していますが、鍵盤の戻りやタッチは自然で、電子ピアノ特有のカタカタとした打鍵音も少なく、音量を抑えた状態でも違和感なく演奏・練習ができます。

Summary|使用して感じたこと

CA701・CA501・CA401はいずれも木製鍵盤を採用しており、日常練習では大きな差はほとんど感じません。柔らかい音色と本格的なタッチで高く評価されており、家庭での使用にはCA501・CA401で十分です。上位モデルは十分な音量を出せる環境が必要なため、日常的な実用性という点ではやや不便かもしれません。

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