最新の電子ピアノ技術について

カワイCA701

電子ピアノを買い替えた理由

近年の電子ピアノは、新しい機能やテクノロジーの迅速な導入、音質の向上、そして技術の変化に素早く対応しています。そのため、5年ごとに電子ピアノを買い替えることにしています。ヤマハとカワイを行ったり来たりしていますが、昨年末にカワイのCA701を購入しました。

カワイは木製鍵盤が特徴のモデルをリリースしてきたパイオニアですが、その繊細な部分が原因で不具合が発生しやすい傾向があることが分かっています。ただ打鍵音が極めて小さいので、夜間やMIDIキーボートとしても利用する環境の方には適した楽器だと思います。

打鍵時に機械音が聞こえる?

最初に違和感を感じたのは鍵盤に触れるとカチっと機械音のような音が聞こえることです。ただその音は消えることもありました。これまでにカワイの鍵盤で不具合の経験があるため、鍵盤の先端部分に貼られているクッションがずれたり、何か干渉しているのだと思っていました。サポートに連絡後、担当者の方が修理に来てくれましたが、その際に詳しく聞いたところ、以前の仕様はあまりに修理の依頼が多いことからCA78シリーズからは別の素材が使われており、これまでのような鍵盤が重くなる、貼り付くなどの不具合は発生しないとのこと。

電子ピアノCA701そこで今回の機械音を調べたところ、不具合(機械音)の原因は新しい素材(ゴムマット一体型)の先端が少し剥がれており、その部分がプラスチック部分に干渉していたようです。その箇所(全鍵盤)に接着剤を塗布してもらうことで解消しました。またグリスが塗りすぎていたようなので清掃してもらいました。作業時間は2時間30分くらいでした。以前のように弾きすぎてゴムがずれたり、鍵盤が重くなったりすることがないようなので、これからは気兼ねなく弾けそうです。

ヤマハとカワイの鍵盤・音色の特徴

カワイの電子ピアノは黒鍵まで木製で出来ており、鍵盤の長さも奥の見えない部分にまであります。黒鍵を多く含んだ複雑なコードを弾くことが多い奏者には弾きやすいかと思います。音色に関しては、ヤマハの音色は、高音が美しくキラキラした印象を受けます。一方で、カワイの音色は少し柔らかく、地味な印象ですが、購入環境に応じて考えると、多くの場合、電子ピアノを使用する際にはヘッドホンも使用することが一般的です。そのため、カワイの音色は耳に優しいと感じられることが個人的にはあります。

ヤマハとカワイの電子ピアノの違いは?

  • 音色の特性
    • ヤマハの電子ピアノは、一般的に高音が美しく、キラキラした印象を与えます。その音色はクリアで明瞭であり、音楽の表現力を引き出すのに適しています。
    • 一方、カワイの電子ピアノは、やや柔らかく、暖かみのある音色を持っています。音が豊かで自然な響きが特徴であり、よりクラシックな楽曲に適している場合があります。
  • 鍵盤の構造と感触
    • カワイの電子ピアノは、黒鍵まで全て木製鍵盤を採用しています。これにより、リアルなピアノのタッチ感を実現しています。
    • ヤマハの電子ピアノも高品質な鍵盤を提供していますが、一部のモデルでは他の素材が使用されていることがあります。
  • デザインと外観
    • ヤマハの電子ピアノはスタイリッシュな外観が特徴です。そのデザインは、部屋のインテリアにも調和し、演奏するだけでなく、部屋全体の雰囲気を引き立たせてくれます。
    • カワイの電子ピアノは、シンプルでクラシックな外観が多いです。その伝統的なデザインは、ピアノの伝統を尊重しつつ、現代の要素も取り入れています。
  • 機能とテクノロジー
    • ヤマハの電子ピアノは、革新的なテクノロジーを駆使した多彩な機能を備えています。これには、音色のカスタマイズ、演奏の録音や再生、アプリとの連携などが含まれます。
    • カワイの電子ピアノもさまざまな機能を提供しており、高度な演奏技術や表現力を向上させるためのツールを備えていますが、ヤマハほど幅広いテクノロジーを提供しているわけではない。

これらの要素は、好みやニーズに応じて選択する際の重要なポイントとなるかと思います。また、カワイ製品は電子ピアノの中でも非常に繊細なので、できれば5年保証に加入することをおすすめします。

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