男はつらいよ48作目|神戸ロケ地|阪神淡路大震災から30年/復興の軌跡

1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から30年。本記事では、映画『男はつらいよ』の神戸撮影地を手がかりに、ピアノ演奏とともに、震災当時の神戸の街並みと2025年に撮影した現在の姿を写真と映像で記録し、復興の歩みと震災の記憶を伝えます。

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阪神・淡路大震災|地震の概要

阪神・淡路大震災は、都市直下型地震の恐ろしさを社会に突きつけ、建物の耐震性や防災体制の在り方を大きく見直す契機となりました。神戸を中心に被害は広範囲に及び、その影響は街の構造や人々の意識にまで深く刻まれています。

男はつらいよ-寅次郎 紅の花

映画『男はつらいよ-寅次郎紅の花』(第48作)は、阪神・淡路大震災直後の神戸市長田区(旧菅原市場跡地)が舞台となりました。映画のラストシーンに映る、震災の影響が色濃く残る神戸の風景は、当時の状況を今に伝えています。

1995年公開の映画『男はつらいよ 第48作 寅次郎 紅の花』のワンシーン。渥美清さんと浅丘ルリ子さんが奄美大島の浜辺に立つ場面を捉えた写真。
映画『男はつらいよ 第48作 紅の花』(1995年)より
1995年公開の映画『男はつらいよ 第48作 紅の花』のワンシーン。寅次郎が阪神・淡路大震災直後の神戸市長田区・菅原市場に佇む様子を捉えた写真。
震災直後の菅原市場(神戸市長田区)に佇む場面
1995年公開の映画『男はつらいよ 第48作 紅の花』のワンシーン。阪神・淡路大震災で被災した神戸市長田区・菅原市場の道端に置かれた木の板に「お母さん、さようなら」と書かれたメッセージと花、線香が写る写真。
道端に置かれた供養のための木札と線香
映画『男はつらいよ 第48作 紅の花』(1995年)のラストシーンを上空から撮影した写真。神戸市の復興する街並みが広がる。
復興する神戸の街並みを背景にしたラストシーン

震災後、柴又帝釈天を訪れ、映画の舞台となった葛飾柴又の風景に触れながら、静かに思いを巡らせる時間を過ごしました。『男はつらいよ』という作品が残してきたものの大きさを、改めて感じさせられました。

演奏動画|Instagram

こちらはインスタグラムのショート動画です。フルバージョンはYouTubeにて、アレンジを加えた演奏を公開しています。

演奏音源|YouTube

フルバージョンはこちらからご覧いただけます。

震災当時の街並み|1995年

神戸阪急(旧そごう百貨店)の外観(1995年、阪神・淡路大震災前)、三宮を象徴する建物の様子
そごう神戸店
(1995年日付不明)
神戸・生田神社の被災状況(1995年 阪神・淡路大震災)、倒壊した建物や損壊の様子
生田神社
(1995年日付不明)
神戸・三宮 阪急会館と阪急三宮駅の外観(1995年1月、震災直前の中心街)
阪急会館|阪急三宮駅
(1995年1月25日)
神戸・三宮 阪急会館前 サンキタ広場(1995年撮影、震災前の中心街の様子)
阪急会館前|サンキタ広場
(1995年日付不明)
神戸三宮町1丁目8「さんプラザ」(阪神・淡路大震災当日、1995年1月17日撮影、震災直後の街の様子)
三宮町1丁目8「さんプラザ」
(1995年1月17日)
神戸三宮センター街(阪神・淡路大震災直後、1995年1月撮影、被災した街並み)
三宮センター街
(1995年1月18日)
神戸メリケンパーク上空(阪神・淡路大震災後、1995年7月撮影、港と周辺街並みを捉えた航空写真)
メリケンパーク
(1995年7月24日)
神戸メリケン波止場周辺(阪神・淡路大震災直後、1995年撮影、現在のBE KOBE位置も示す)
メリケン波止場周辺|現在のBE KOBE
(1995年1月26日)
神戸ハーバーランド・モザイク前の様子(阪神・淡路大震災直後、1995年撮影)
大阪行きの船に並ぶ行列
ハーバーランド・モザイク前
(1995年日付不明)
神戸ポートタワー付近の被災状況(阪神・淡路大震災直後、1995年5月12日撮影)
神戸ポートタワー付近
(1995年5月12日)

現在の街並み|2025年

神戸阪急百貨店(旧そごう神戸店)の外観(2025年撮影)
神戸阪急百貨店(旧そごう神戸店)
(2025年1月撮影)
神戸・メリケンパークのメリケン地蔵(2025年1月撮影)、赤く光るポートタワーも写る
メリケン地蔵
(2025年1月撮影)
神戸・三宮センター街の復興後の商店街(2025年1月撮影)
神戸・三宮センター街
(2025年1月撮影)
神戸・サンキタ通り(ekizo阪急)の中心市街地の街並みと人通り(2025年1月撮影)
神戸・サンキタ通り
(2025年1月撮影)
神戸・生田神社の正面参道と復興の象徴(2025年1月撮影)
神戸・生田神社
(2025年1月撮影)
神戸・元町五差路交差点|震災後に整備された中心街の交差点(2025年1月撮影)
神戸・元町五差路交差点
(2025年1月撮影)
2025年撮影の神戸・阪急三宮駅(旧阪急会館)の外観、復興後の街並みと周囲の様子
阪急・神戸三宮駅(旧阪急会館)
(2025年1月撮影)
復興後の神戸・阪神淡路大震災メモリアルパーク、1995年のモニュメントが建てられている様子(2025年撮影)
阪神淡路大震災メモリアルパーク
(2025年1月撮影)
2025年に三宮センター街から撮影した写真。JR神戸線を走る電車と現在の街並みが見える。
三宮センター街からの風景
(2025年1月撮影)
2025年にサンキタ通りを撮影した写真。三宮の街並みと人の往来が写っている。
サンキタ通り(西側)
(2025年1月撮影)

映像記録|復興を動画で振り返る

2025年1月17日に神戸市内で撮影した記録映像では、震災から30年を迎えた当日の街の様子を収めています。視聴はリンク先のインスタグラムから可能です。

神戸市内の映像(2025年1月17日)

震災時の犯罪と防犯対策

震災発生時は、空き巣や盗難などの犯罪リスクが高まる傾向があります。また、避難所では人の出入りが多く、ペットが迷子になるケースも少なくありません。こうした事態に備え、迷子札の着用や災害用キャリーの準備など、事前の対策が重要になります。避難所ごとにペットの受け入れ方法やルールが異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

愛犬と一緒に避難するための防災グッズ一式。キャリー、フード、水、常備薬などが整った様子
愛犬と一緒に安全に避難するための防災グッズ一式

災害時は「安全の確保」「情報の確認」「身の回りの管理」を意識し、必要以上に荷物を広げない、夜間の単独行動を控えるなど、基本的な防犯意識を持つことが、混乱時のリスク軽減につながります。

阪神・淡路大震災の経験は、現在の防災対策にも生かされています。家具の固定や避難経路の確認、非常食や水の備蓄など、日常からの備えが大切です。家族やペットを含め、いざという時の行動を共有しておくことが、防災意識を高める一助となります。

防災の教訓と地震への備え

今後発生が懸念される南海トラフ巨大地震に備え、日頃から防災計画を確認し、地域の避難場所や情報手段を把握しておくことが大切です。具体的な避難方法や備蓄の考え方については、神戸市公式サイトの防災ページをご参照ください。

神戸市:防災・地震への備え
https://www.city.kobe.lg.jp/a46152/bosai/prevention/preparation/guide/index.html

写真提供:神戸市
映像及び写真、イラスト提供:藤澤遼
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