NO IMAGE

松山千春「夢の旅人」ピアノ弾き語り ~エルトン・ジョンの演奏スタイルで

今回は、松山千春さんの名曲「夢の旅人」を、エルトン・ジョンやリトル・リチャードなどをモチーフに、アップテンポなロックアレンジでピアノ弾き語りにして、YouTubeに公開しました。ベースやドラムなしでもピアノだけでロックを表現したこの演奏、弾き語りに興味がある方には聴いてください。

「夢の旅人」を新たな視点で表現

今回は松山千春さんの「夢の旅人」を、これまでとは違うアレンジでピアノ弾き語りにしました。オリジナルの力強い雰囲気を保ちながらも、アップテンポなロック形式で新たな表現を加えました。エルトン・ジョンやリトル・リチャードの演奏技法を取り入れ、ピアノだけでロックのリズムを表現しています。

アップテンポなロックアレンジにより、優しいメロディーにエネルギッシュでダイナミックな印象を与え、エモーションをより強く表現することができました。ピアノの自由で豪快なリズムとメロディが、曲のエネルギーを全開にした演奏へと導いています。イントロは本来長めにアレンジしていましたが、あえてエンディングを短くし、曲全体のまとまりを重視しました。

エルトン・ジョンの演奏手法を活かして

エルトン・ジョンがアップテンポな曲でよく用いる演奏技法を取り入れ、今回のアレンジに生かしました。具体的には以下の要素を活用しています。

右手の演奏技法

  • メロディとリズムの融合:メロディを弾きながらリズムパターンも同時に刻み、楽曲にドライブ感を与えてる。
  • オクターブ奏法:オクターブで弾くことで、サウンドに厚みと迫力を出しています。
  • 装飾音:トリルやモーラーなどの装飾音を加え、メロディに華やかさを添えています。
  • コードのアーペジオ:コードを分解して弾くことで、軽快で流れるような印象を与えています。
  • シンコペーション:通常のリズムを外し、グルーヴィーなサウンドを作り出しています。

左手の演奏技法

  • パワフルなベースライン:楽曲の土台を支えるベースラインを強調し、リズム感を高めています
  • ストライド奏法:左手でベースとコードを同時に弾き、ジャズの要素を取り入れています。
  • オクターブ奏法:右手同様、オクターブで弾くことでサウンドに厚みを加えています。
  • リズムパターン:様々なリズムを組み合わせ、楽曲に変化と面白さを与えています。これらの表現手法を組み合わせることで、エルトン・ジョンのようにピアノ弾き語りでもロックバンドのようなパワフルなサウンドを作り出せます。
その他の特徴

エルトン・ジョンの演奏の特徴として、ダイナミクス(静と動のコントラスト)や、感情表現(曲の世界観を表現するために感情を込めること)、そして即興演奏(ライブでアドリブを加えることで臨場感を出すこと)があります。これらを意識して、演奏にさらにエモーショナルで動きのある表現を加えました。

昭和の名曲「太陽がくれた季節」をオマージュ

演奏のイントロ部分には、昭和の名曲、西口久美子さん(青い三角定規)の「太陽がくれた季節」をオマージュとして取り入れています。アップテンポなロックスタイルと、この昭和の名曲のエッセンスを融合させることで、クラシックな曲と現代的なアレンジを融合しています。この部分がピアノ弾き語りの自由さであり、深さを引き立ててくれました。

神戸・100BANスタジオで録音!音響の良さが引き立つ演奏

今回の演奏した撮影した場所は、兵庫県神戸市にある100BANスタジオです。このスタジオは音響が非常に良く、ピアノの響きが広がる空間で、ロック風にアレンジされた「夢の旅人」を演奏するには最適な場所でした。

 

YouTubeで毎月新しい演奏を公開予定

2025年は、オリジナル曲やカバー曲を、ピアノ弾き語り・DTM(歌録音)などで、月に一度公開していく予定です。ピアノ弾き語り、DTM(コンピュータミュージック)のアレンジの解説も交えながら、音楽制作を深く掘り下げ、より多くの人に音楽の魅力を伝えていきたいと思います。

ピアノ弾き語りは、ただ歌うだけでなく、演奏する中で新たな解釈や表現を見つけることができる素晴らしい方法です。これからも自分の音楽を通じて、ピアノ弾き語りの魅力をお届けしていきます。YouTubeで演奏をチェックして、感想をお寄せいただけると嬉しいです。

 

ピアノ弾き語りの魅力を深掘りし、音楽制作の楽しさを伝える

ピアノ弾き語りは、ただ歌うだけでなく、音楽を作り上げていく過程そのものが魅力です。自分の感情やメッセージを音楽を通じて表現し、演奏を重ねることで新たな解釈やアレンジが生まれます。その中で、他の楽器やアレンジとのバランスを取ることが、より深みを与えるポイントです。
今回の「夢の旅人」のロックアレンジもその一環で、ピアノという楽器の特性を最大限に活かしつつ、アレンジの自由さと即興性を楽しみました。音楽制作の中で、思い通りに曲を形にする過程の面白さと、それを聴いてくれる方々と共有できる喜びは、何にも代えがたいものです。

これからもピアノ弾き語りを通じて、音楽制作の深い部分や、楽曲の新しい解釈をお届けしていきます。YouTubeでは毎月新しい演奏をアップロードし、その都度、音楽に対する思いや工夫を動画に込めてお届けします。ぜひチェックしていただき、感想やリクエストもお寄せください!

>BLOW ARTISAN

BLOW ARTISAN

from kobe japan